社会人 ゲイ ナギの日記

LGBTの問題について考察します

実は多い?少ない?恋愛の揉め事や浮気。 ゲイカップルにありがちな恋愛トラブル事情について

付き合い始めはラブラブで幸せいっぱいのゲイカップルでも、少しずつお互いのことがわかるにつれて起きてしまうのがトラブル。ここら辺は普通のカップルとあまり大差はありません!
どんなカップルでも一度や二度は大きなトラブルが起きて、喧嘩をしたり距離を置いたりしてしまうことがあるのではないでしょうか。

では、一体ゲイカップルにありがちな恋愛トラブルとはどんなものでしょか。
価値観や年齢、金銭感覚の差に起因するものから、生活習慣の違いによるものまで、男女間でも起こりがちなトラブルが実はゲイカップルにも起きているのをご存知ですか。

今回はそのなかでも「浮気」についてお伝えしようと思います。

 

イカップルで最も多い恋愛トラブルは男女のカップルと同じで、何と言っても浮気です。
そもそも浮気とはどんなことを指すのでしょうか。

広辞苑によると、

  1. ひとつのことに集中できなくて、興味の対象が次々に変わること
  2. 異性から異性へと心を移すこと
  3. 妻や夫など定まった人がいながら他の異性と情を通ずること
  4. 陽気で華やかなこと

と定義されています。

広辞苑では別にLGBTのことを加味した内容になっていないようですが、それはひとまず置いておき、浮気というのは決まった相手がいながら別の人間に気持ちを寄せたり、実際に行動を起こしたりすることと考えて良いと思います。

最近では、専門の浮気調査を行う探偵社もあるほど、ゲイの世界では浮気をする人が多いと言われています。

浮気をしてしまうのはゲイには結婚がないから?

不倫やダブル不倫は相手の信頼を裏切る行為であり「絶対にしてはいけない」というのが世の中の多くの方の意見ではないでしょうか。
実際に不倫が発覚した有名人といえば、その後の活動に大きな支障をきたすことになった芸能人や社会的信用を失った政治家のケースなど枚挙に暇がありません。

では、ゲイの場合はどうでしょうか。
とあるネットの調査では、浮気を容認している割合が、同性愛者では5割を超えているという結果が出ていたりします。

なぜ、男女間のカップルと比べて、ゲイには浮気を容認する割合が高いと言われているのでしょうか。
それはゲイカップルには結婚というゴール(実際にはスタートですが)がないから、というのが有力な説です。

紙切れ一枚と言われたりもしますが、やはり法的に認められた関係性を築くことのできる男女のカップルと比べ、同性パートナーシップ証明制度などの制度が整備されつつあると言っても、男女間と同等の婚姻関係を結ぶことのできないのがゲイカップル。

ということは、付き合うハードルが下がるのと同時に、別れることや浮気することに対しても婚姻関係を結んだ夫婦と比べて罪悪感が少ないという見方もあります。

別の言い方をするなら、将来像をイメージできないゲイカップルが多いというのも事実なのかもしれません。

カラダの浮気を容認する人も一定数存在する

ゲイに浮気が多い別の要因としては「カラダの浮気は浮気ではない」と考える人が一定数いるということが挙げられます。

これはもしかしたら「夫が風俗などのプロの女性に相手してもらうのであれば、積極的に賛成はできないけど、恋愛感情を持ってるわけじゃないからいいか...」と考える妻と同じような考え方かもしれません。

体の相性があまり良くないゲイカップルや、長年の付き合いで性的なつながりがなくなってしまったゲイカップルには「オープンリレーションシップ」と言って、付き合っている相手が他の男性と性的な関係を結ぶことを容認するケースもあります。いわゆる公認の浮気ですね。このあたりが普通の男女間の恋愛と異なるところではないでしょうか?

なかには「ゲイ同士のセックスでは絶対に子どもができないから、安心して他の男性と楽しむことができるし、それが今付き合っている相手との関係性を長続きさせるのに役立っている」という人もいます。

好きという気持ちは付き合っている相手に向いており、別の誰かを好きになるわけではないので「そもそもオープンリレーションシップは浮気ではない」という考え方の持ち主もいるようです。